NHK(04月26日)

岐阜聖徳学園大学の短期大学部が来年度を最後に学生の募集を停止することがわかりました。

岐阜市中鶉にある岐阜聖徳学園大学短期大学部は、昭和41年に岐阜南女子短期大学として開校しました。
幼児教育を学ぶ学科に2年制と3年制の2つの部があり、最近は、毎年あわせて150人の学生を募集してきましたが、少子化が進んで保育士を目指す学生が減少するなか、数年前から志願者数が減り定員を割ることもあったということです。
このため、3年制の部では今年度の入学生を最後に、2年制の部についても来年度の入学生を最後に募集を停止することを決めました。
それぞれの入学生が卒業する2026年の3月末に短期大学部はなくなりますが、運営する学校法人は代わりに系列の大学の教育学部の定員を増やして幼児教育を学ぶ課程を拡充するとしています。
岐阜聖徳学園大学は「入学を希望されていたみなさまには誠に申し訳ありませんが、ご理解を賜りたい」とコメントしています。
短期大学をめぐっては、少子化や4年生大学への進学志向の高まりなどを受けて募集を停止するところが全国で相次いでいて、岐阜県内のほかの短大でも年や学科によっては定員割れをしているところがあるということです。