■京大職組
∟●京大タテカン訴訟ニュース第8号(2023 1 19

京大タテカン訴訟ニュース
第 8 号 2023 年 1 月 19 日

第8回口頭弁論が開かれる

概要

2022 年 12 月 23 日 14 時 00 分から、京都地方裁判所 101 号法廷において、京大職組を原告、京都市および京都大学を被告とする損害賠償請求訴訟の第 8回口頭弁論が開催されました。今回も、京都市から京都大学法人に対して多数回実施された行政指導の内容が開示されていない事態の取扱いが中心となりましたが、一部、予期しない進展とも呼べる指示が裁判所からありました。かなり前に私たち原告は、京都市から裁判所に公的機関の間での文書の送付が行われるよう、裁判所に文書送付嘱託を申し立てましたが、被告側は、送付は不要である旨を繰り返し主張しました。そこで原告側は現在、長期間にわたる行政指導の初めの時期には原告に対するタテカン撤去要請が全くなかったにもかかわらず、突然強制撤去の方針に切り換わったのは、期間の途中のどこかで京都市による京都市条例の解釈が変わったからだと考えざるを得ない、と主張し、行政指導の内容の開示によってそのことを明らかにする必要性を説明しました。これに対し、被告京都市は、条例の解釈を変えたことはない、と反論の結論のみを述べましたが、裁判所は、解釈を変えていないなら変えていないことの証明を出すようにと、京都市に指示しました。

以下,略……。