前の理事長らによる一連の事件を受け、調査を行っていた日本大学の特別調査委員会は中間報告書を公表しました。
田中前理事長らによる一連の不祥事を受けて、日本大学の特別調査委員会は情報提供窓口に寄せられた情報などから新たな不正事案の洗い出しに関する中間報告書を公表しました。
報告書では、井ノ口元理事らが日本大学病院と板橋病院の医薬品などの調達の業務委託に関連し、病院に仕入れの値引き額を偽り、差額の一部を自分たちの関係会社などに取得させていたと指摘。
合計額は少なくとも3億7500万円にのぼると報告しています。
また、田中前理事長が2020年から21年にかけて日本大学病院の特別室に入院した際、理事長であることを理由に部屋の使用料1100万円ほどが免除されていたとして、前理事長らに対し損害賠償請求をしていくべきとしました。
（2023年2月10日放送)