ABCニュース(3/1(水)

大阪産業大学に務める男性教員が、大学側からゼミや授業の担当から外される嫌がらせを受けているなどとして、損害賠償を求めて1日、大阪地裁に提訴しました。

大阪地裁に提訴したのは、2006年から専任教員として大阪産業大学に勤務する男性(50代)です。

訴状などによりますと、2010年ごろ、男性が所属している学部の当時の学部長が男性に対し、単位認定がされていない留学生について認定するように指示してきたため「うそはつけない」と断ったところ、授業でかかった経費が承認されないなどの嫌がらせを受け始めたということです。

その後も大学側は、授業内容について「学生から苦情があった」などとして男性をゼミの担当から外し、来年度からは全ての授業から男性を外しているということです。

男性はこれらが違法な嫌がらせにあたるとして、学校側に対し750万円の損害賠償などを求めて提訴しました。

(男性教員)「私をいじめて、私のところで止まるならいいが、それを通じて学生に不利益が生じている」、「授業料を出してくれている学生に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

大学側は「訴状を確認できていないのでコメント出来ない」としています。