ねとらぼ(3/29)

青森公立大学は3月28日、香取薫学長によるハラスメントの疑いについて、「おおむね事実」と認定した調査結果を公式サイトで発表しました。あわせて、青森公立大学は香取学長が「健康上の理由」として、3月31日付けで辞任することも公式サイトで発表しています。

【画像】香取学長によるハラスメント一覧

共同通信やTBSなどは2月末ごろ、関係者などへの取材のもと、香取学長が「お前はクビだ」「懲戒解雇だ」などの発言を含むハラスメントを繰り返していると報道。青森公立大学は3月3日、これら報道を受け、ハラスメントと疑われる行為について2022年12月から学内で複数の相談があり、ハラスメント対策チームを設置し、事実関係を調査していると発表していました。

同調査では、「同僚の面前で、自分のミスに相応の限度を超えた、激しい叱責を受けた」「理由を述べずに必要のない激しい叱責をし、物を蹴るという威嚇的を行為をされた」など、複数の教員による報告が調査対象になりました。香取学長はこれらの報告について「よく覚えていない」などと否定しているものの、 関係者への聞き取りや録音記録により、これらの報告は「はおおむね事実」と認定されています。

青森公立大学は「本学は今後とも、 学生をはじめ教職員等に安心してもらえるよう、ハラスメント相談体制を整えるとともに、ハラスメントを行わない、行わせない努力をしてまいります」とコメント。新学長については、今後、学長選考会議による選考手続きを経て、決定するとしています。