毎日新聞(2023/1/23)

北海道大の教員がSNS(ネット交流サービス)でアイヌ民族などに対する不適切な投稿を繰り返していたとして、北大は23日までに教員を指導したと明らかにした。「処分については今後検討する」としている。

関係者によると、大学院保健科学研究院で神経心理学などを専門としている男性教授がSNSで不適切投稿を繰り返し、2022年9~10月には「アイヌは先住民族ではないことは確か」などと投稿していた。北大は処分が決まっていないとして教授の氏名などを公表していない。

北大広報課によると、今月12日に「北海道大の教員がSNSで不適切な投稿を繰り返している」との指摘が学外からあった。教授は自身が投稿したと認め、投稿を削除した。広報課は「発言の内容は容認できない。再発防止を徹底する」と語った。