機関紙「ほくだい」第964号(2023年03月4日

2023年3月2日(木)10:00 から札幌地裁805号法廷で北大情報不開示取消請求訴訟の第7回口頭弁論が行われました。被告北大から情報公開担当の係長からの陳述書が出され、不開示の正当性を立証する証人として同人の証人申請が行われました。一方、原告からは総長解任に関わる情報開示に関して、大学を代表して係長が証言できるのかと疑義を示し、担当部長・事務局長が証言すべきではないかと反論がありました。今後は、証人の適格性について原告から陳述書が出され、5 月 11 日(木)11:00 からの次回口頭弁論で審議されることとなりました。報告会では、大学側の主張であるヒアリング対象者が特定されるリスクが議論となりました。大学側は、名和総長に不利益を与えられる可能性をことさら強調しますが、解任した総長にそのような権限があるとは思えませんし、ハラスメントの疑義をかけられた場合に個人情報保護を盾に必要な情報の開示がなければ反論できる十分な機会が保障されるとも思えません。このことは全教職員に関わり得る重大な問題ですので、3月22日(水)13:30 からの北大総長解任取消訴訟も併せて傍聴をお願い致します 。