朝日新聞デジタル(4/14)

東京大は14日、アカデミックハラスメントがあったとして、同大の60代の教授を停職1カ月の懲戒処分にした、と発表した。処分は3月20日付。

大学によると、教授は2020年秋から約3カ月間、指導教員として担当していた大学院生が、博士論文に対する助言や指導をメールで再三求めていたにもかかわらず、具体的な指導をしなかった。論文の概要や文献リストの提出期限のおよそ3週間前になって、文献不足の指摘といった具体的な指導をするようになったという。教授は「教育指導上の効果を狙っていた」と話しているという。

斉藤延人副学長は「本学教員としてあるまじき行為。厳粛に受け止め、再発防止にあたっていく」とのコメントを出した。