共同通信(4/25)

政府は25日、デジタルに詳しい人材を育成するため、東京23区にある大学の定員を増やすとしていた方針を一部修正すると明らかにした。自民党や地方の自治体首長から「東京一極集中の是正に逆行する」と反発が続出したのを受け、増員対象を情報系学部・学科の理学・工学系に限定。過度な増員に歯止めをかけるとした。

同日開かれた自民党の地方創生実行統合本部で説明した。今年2月に示した案では、増員できるのは「高度なデジタル人材を育成する情報系学部・学科」としており、定義があいまいとの指摘があった。

修正はこのほか四年制大学であれば、定員増の開始から7年後には元の定員数に戻さなければならないと規定。