■『決定版 明治学院大学事件――授業盗聴と教科書検閲』が発行されました。
編者:寄川条路
著者:小林節・丹羽徹・志田陽子・山田省三・幸津國生・小川仁志・福吉勝男・宇波彰・末木文美士・島崎隆
出版社:社会評論社
発行日:2024年7月10日
A5判上製404頁
本体2,800円+税
ISBN 978-4-7845-2425-9
■内容:日本の大学界の病弊を象徴する大事件の全真相
本書は、大学当局が教授に無断で授業を録音し、無断録音を告発した教授を解雇した「明治学院大学事件」の資料集である。「日本の大学界の病弊を象徴する大事件」とも呼ばれ、学問の自由、教育の自由、表現の自由の根幹を揺るがした裁判の記録である。
■目次:
第1部 「明治学院大学事件」とは何か
第1章 盗聴事件の概要と経緯/第2章 盗聴事件の詳細と影響/第3章 事件に関与していた三人の学長/第4章 事件についてのよくある質問Q&A
第2部 大学による授業盗聴
第1章 授業の盗聴と教科書の検閲―教授側の主張/第2章 組織を守るための秘密録音―大学側の主張/第3章 無断録音を謝罪して和解へ―裁判所の判断
第3部 大学による教科書検閲
第1章 教科書が不適切なので解雇する―大学側の主張/第2章 教科書検閲は自由の侵害である―教授側の主張/第3章
教科書も授業も不適切ではない―裁判所の判断
第4部 明治学院大学事件の裁判資料
第1章 裁判記録―労働審判、東京地裁、東京高裁、判決解説/第2章 繰り返される解雇―教員解雇、職員解雇、非常勤講師解雇/第3章
裁判を経験して―紛争終結ではなく真相究明を
第5部 専門家の意見書
第1章 学問の自由、大学の自治、信教の自由/第2章 私立大学における教育の自由/第3章 懲戒における適正手続の観点から見た解雇の有効性/第4章
労働者の職場におけるプライバシーの権利/第5章 <学問の自由>と大学の<大学>としての存在理由
第6部 哲学者の論説
第1章 大学教授とは何か?/第2章 大学人の理性の「公的使用」/第3章 生態系の問題と集団思考の問題として/第4章
「学問の自由」は成り立つか?/第5章 「表現の自由」「学問の自由」がいま侵される
第7部 メディアの報道
第1章 「学問の自由」の侵害―新聞報道から/第2章 明治学院大学の「犯罪」―論説記事から/第3章 大学の危機と人権侵害―学術書籍から